【2026年版】デザインの参考に!おしゃれなサステナビリティレポートまとめ

なぜ、せっかく作ったサステナビリティレポートが“読まれない”のか
近年、ESG投資への関心や情報開示の義務化に伴い、サステナビリティレポートを発行する企業が急増しています。しかし、膨大なデータをただ羅列しただけの「作ること・開示すること」が目的になったレポートは、なかなか読者に響きません。成果につながるレポートにするための、見落としがちな4つの課題を整理しました。
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文字や数字を羅列しただけで「企業のストーリー」が見えない
GRIスタンダードなどの国際基準に沿うあまり、専門用語や数値データばかりが並び、肝心の「自社が目指す未来の姿」や「熱意」が伝わっていないケースです。非財務情報だからこそ、数値の背景にあるストーリー性が求められます。
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誰に向けたものか「ターゲット」が曖昧になっている
投資家、取引先、顧客、社員、地域社会など、全方位にいい顔をしようとして内容がぼやけてしまう罠です。「誰に一番届けたいのか」を明確にし、そのターゲットに合わせた情報の強弱や見せ方の工夫が必要です。
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他社と同じような「ありきたりな表現」に終始している
「環境に配慮」「持続可能な社会の実現」といった、どの企業でも言えるような定型句ばかりでは、自社ならではの独自性や強みが埋もれてしまいます。他社との差別化を図るには、自社独自のパーパスに紐づいた表現が不可欠です。
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社内に共有されず「作りっぱなし」になっている
外部へのディスクロージャー(情報開示)に終始し、社内への浸透(インナーブランディング)に活用できていないのは、組織にとって大きな損失です。社員が自社の取り組みを理解し、誇りを持てるツールとしての設計も重要です。
ステークホルダーに最後まで読まれ、企業の信頼と価値を高めるサステナビリティレポートにするためには、掲載する情報だけでなく「視覚的なデザインや情報の整理」が極めて重要です。今回は、デザインや見せ方の参考にしたいサステナビリティレポートの事例を集めました。
この記事で紹介するサステナビリティレポートは弊社の制作実績ではありません。
サステナビリティレポートのデザイン参考例
洗練された幾何学的デザイン(エンビプロ・ホールディングス)
まずオシャレでスマート。本社のある静岡県富士宮市の風景なのか、表紙では富士山がセンスよく幾何学的にデフォルメされ、本文では複数のページでひとつのデザインを形づくるようなあしらいになっています。一般的なPDFビューワーではページが縦に並んで表示されるので、さながらWebサイトのランディングページのような仕上がりです。
膨大な情報量を適度な余白で和らげたデザイン(ソニーグループ)
余白感がおしゃれ。同社ほどのグローバル企業だけに196ページと開示情報が膨大ですが、要所要所で余白を多めにとることで窮屈さを緩和しています。それによってページ数が多少増えようとも、少しでも伝わりやすくなるのであれば結果オーライではないでしょうか。
本当に伝えたいことを厳選して美しくパッケージング(ロッテ)
親しみやすいデザインで、図版率が高いのが特徴です。同社が持つ膨大な開示情報を本当に伝えたいことだけに絞って全26ページで構成されたダイジェスト版で、詳細版が別にあります。本当に伝えたい情報を厳選して美しくまとめた好例であり、ページネーションもデザインを左右する重要な要素であることがわかります。
従来の枠にとらわれないページ構成(アント・キャピタルパートナーズ)
洗練された紙面レイアウトとあわせて、冒頭から経営者対談や提携先企業の紹介に大きくスペースを割き、従来のサステナビリティレポートのページ構成から脱却を図るかのようです。情報開示のための網羅的な数値データや各種ガイドライン(GRI,SASB,TCFD等)との対照表は別冊(データブック)にして本編と分けるのが推奨される現在では、本編の見せ方をいかに工夫するかが腕の見せ所といえます。
引用元:サステナビリティレポート2025 – アント・キャピタル・パートナーズ株式会社(Ant Capital Partners Co., Ltd.)
シンプルな美しさを追求したグローバルデザイン(日立製作所)
全149ページのボリュームながらも、各章の扉ページで全面画像を多用したり、画像の図版率が高いことで紙面にゆったりとした余裕とリズムが生まれています。シンプルな美しさを追及したグローバルデザインとして、サステナビリティレポートのみならず、あらゆる企業レポート類で参考にしたいデザインです。
キービジュアルを効果的に使ったデザイン(ミツウロコグループホールディングス)
ミツウロコグループがくらしを支える様子を可愛らしい3D世界で表現。キービジュアルとして本文の要所要所に配置され、文章ばかりで単調になりがちなページレイアウトに変化を生んでいます。ビジュアル要素の効果的な使い方として参考にしたいデザインです。
多彩なビジュアル要素を贅沢にあしらったデザイン(日本ハム)
「サステナビリティレポート・アワード2025」で大賞を受賞。全33ページ中にビジュアル要素が贅沢に使われ、リラックスして読めるデザインです。これらの多彩なビジュアル要素を開示情報に織り交ぜて仕上げるのはかなり大変ではないでしょうか。サステナビリティと関係深い畜産に関わる同社の真摯に取り組む姿勢がうかがえます。
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