コンバージョンとは

コンバージョンとは

 

コンバージョン(Conversion)を訳すと「転換」という意味です。

インターネット広告や企業サイトの閲覧者が、会員登録や資料請求、商品購入など企業利益につながるアクションを起こすことによって獲得できる“最終的な成果”をさします。

 

[顧客数] ÷ [訪問者数]= [コンバージョン率]

 

広告やWebサイトの閲覧者のうち、こうしたアクションが発生した数を「コンバージョン数」、閲覧者全体に占める割合を「コンバージョン率(コンバージョンレート)」と言います。

 

コンバージョン率の重要性

インターネット広告などでコストをかけて、どれだけ多くのアクセスを獲得しても、売上につながる最終成果であるコンバージョンが発生しなければ意味がありません。例えばWebサイトに100人の訪問者があり、そのうち2人との取引が成功した場合、コンバージョン 率は2%となります。ただ訪問してページを見て、そのまま帰ってしまったら売上に結びつきません。

そこで、コンバージョン率という指標をWebサイトの評価基準とするわけです。例えば100人の訪問者のうち、30人が会員登録したとすればコンバージョン 率は30%ですから、「Webサイトは順調に成果を出している」と評価できます。しかし、1万人の訪問者があってやっと1人しか資料請求してこない状態では、きっとWebサイトの内容や導線に問題が潜んでいるに違いありません。このように、Webサイトのコンバージョン率を計測することは現状を正確に把握する上で非常に大切です。

コンバージョン率の平均は、ネットショップの場合2.0%~3.0%、企業サイトの場合0.1%~0.5%と言われ、この数字を上回っていれば、成功している良いWebサイトと言えるでしょう。

 

コンバージョン率を改善するポイント

1.「見つけてもらう」⇒検索エンジンでの上位表示

立派なWebサイトも、見つけてもらわなければ始まりません。80%のユーザーはYahooやGoogleなどの検索エンジンを使って情報を探すので、検索結果ページの上位に表示させる事が大切です。上位であればあるほど、クリック率は高まります。上位に表示させる技術をSEO対策といいます。

 

2.「納得してもらう」⇒ユーザーにメリットを感じさせる情報

ユーザーは、掲載情報(商品説明や価格など)に納得してアクションを起こすので、以下の対策が必要になります。

 

  • 検索ワードに適したページ(LPO:着地ページの最適化)
  • ユーザーの利益に結びつく、価値ある情報(コンテンツ設計)
  • 商品説明を分りやすく伝えるデザイン(デザイン設計)

 

3.「アクションしてもらう」⇒ユーザーがアクションしやすい環境

問い合わせや資料請求などのアクションを増やすには、以下の対策が必要になります。

 

  • 使い勝手がよく、ストレスを感じさせない導線を用意する(ユーザビリティ設計)
  • 問い合わせ・資料請求フォームは最後のハードル。離脱させないよう工夫する(EFO:エントリーフォームの最適化)

 

※参考ページ

2013年7月1日  研究テーマ:,
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