自社ブランディングは日々の努力。(その1)

自社ブランディングには、大きく分けると2つの側面があります。

それは「ソフト」と「ハード」の2つです。

 

「ソフト」は、もちろん”人”です。

それをもう少し紐解くとすなわち、

社員全員の”会社の代表としての振る舞い”と、

働く仲間としての”職場の働き方のルール”などです。

 

「ハード」は、”職場環境”や”ツール”です。

ソフトの方は時間が掛かりますが、

こちらは多少お金が掛かります。

 

今日はその”職場環境”からご紹介したいと思います!

 

こんな時代ですから、当社だってもちろん潤沢な資金があるわけではありません。

でも”アイディアのチカラ”と”デザインのチカラ”はあります。

 

そうして工夫しながら、少しずつ取り組んできました。

少しずつでも、その蓄積は「続けることで」大きなものへなっていきます。

 

ロゴマークを大きく使った屋上の看板と、

仕掛け付きの壁看板。

こんなフレーズが書いてあります。

 

私たちは、

「     」をやめました。

 

詳しくは「アサコミ」を検索してください、と。

そう、私たちは100年続けてきた”あれ”をやめました。

「続けること」はとても大切なことですが、

それ以上に「変わること」もとても大切なのです。

 

創業100年を迎えるまでは、

社名が「アサヒ印刷」だったこともあり、

ほとんどアルファベット表記は使いませんでした。

 

でもいま私たちは、

印刷だけの会社ではなく、

マーケティングを重視した、

クロスメディアを提案する会社へと、

そういったサービスを様々な業界のお客さまへ

ご提供できるようにと日々実績づくりをしています。

 

 

正面入り口の自動ドアには、

私たちのミッション文を。

これは結構目立つのでときどき立ち止まって

読んでくださる方もいます。

 

私たちは、お客さまに対して

”ただ印刷して納めるだけ”の

印刷会社はやめました。

 

この後にも続きますが、

要は私たちが大切にしているのは”印刷”ではなく、

ビジネスにおける”伝える”ことのお手伝いをしたいということ。

 

各会議室のドア番号も、

ロゴを使って「03」号室。

 

この部屋には、

機密情報保持の業務が行えるよう、

指紋認証のロックが付いています!

 

個人情報を取り扱う仕事も沢山ありますし、

もちろんすべての仕事において機密情報保持には

細心の注意を払っています。

 

 

すべての会議室には同じように、

ロゴを使った部屋番号が付いています。

 

色々なところにロゴを使っているのにも、

ちゃんと理由があります。

 

このロゴには創業100周年を機に社名を変えた

そのストーリーが盛り込まれていますので、

それを社内すべてに社員全員に浸透できるように

しつこくしつこくあらゆるものにロゴを使っているのです。

 

 

ロゴのストーリーはこうです。

 

私たちは明治四十三年の創業から数えて、

100年を迎えました。

その間、「伝える」ための情報伝達の手段は移り変わりました。

 

紙からWEBへ。

アナログからデジタルへ。

 

「手段」が変わっても、

その本質は変わりません。

その本質とは、”伝える”こと。

 

ビジネスは、”伝える”ことで成り立っていると言えます。

お客さまへ伝える、社会や業界へ伝える。

取引業者へ伝える、社員やその家族へ伝える。

 

そのお手伝いをするのが私たちの役目。

すなわち、「コミュニケーション」です。

 

だからこそ私たちは社名を、

「アサヒ印刷」から「アサヒコミュニケーションズ」へと変更しました。

 

”コミュニケーション”を社名に入れてしまったのです。

それくらいの覚悟をもってお客さまのお手伝いをさせていただきたいと。

 

”コミュニケーション”とは人と人をつなぐもの。

”コミュニケーション”とは会社と会社をつなぐもの。

”コミュニケーション”とは人や会社を社会とつなぐもの。

 

”コミュニケーション”とは、「つなぐこと」と言えます。

しかし、よくよく考えてみるとそのコミュニケーションズの頭文字の”C”は、

カタチとしてつながっていません。

途切れている。

 

だったら、それをつなげてしまおう!

そう考えてコミュニケーションの”C”を「つなげた」デザインにしているのです。

 

その「つなぐ」役割りが、

まさに私たちの役割りです。

その想いをカタチにしました。


そんなストーリーを持ったロゴマークです。

 

 

次回は他のものもご紹介します。

2012年10月30日  研究テーマ:
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