採用担当は心理学を勉強するのか?
こんにちは、
採用担当です。
最近よく聞かれる質問があります。
「採用担当は心理学を勉強するのか?」
書店ではビジネスに心理学を取り入れる本が並び、
巷ではちょっとした心理学ブームがおきています。
そのせいもあってか「採用」という仕事をしていると、
頻繁に聞かれます。
しかし残念ながら、
この問いに対しての私の回答は「No」です。
書籍をひらくと、
・先輩との相談時に…
・上司との面談時に…
・顧客との商談時に…と、テクニックがたくさん紹介され、
ときには採用関連の書籍にも、
・◯◯な髪型の人は自信がない
・◯◯な話は虚偽の可能性が高い etc...
心理学を用いた面接方法が取りあげられています。
しかし、私は思います。
この情報は「覚えること」ではなく「経験と結びつけること」が大切だと。
なぜなら、
書籍を通じて、
「前髪が額にかかっている人」=「自信がない人」と紹介されていても、
自分の経験から、
「自信がない人」≒「前髪が額にかかっている人」と推測していかないと、
結果的に、
単なる先入観を生むだけで終わってしまうからです。
そう考えると、採用において必要なのは、
心理学の「知識」ではなく、心理学を活かせる「経験」となります。
どんな応募者が活躍するかという統計上の「知識」よりも、
どんな応募者が活躍したかという採用上の「経験」を増やしていくこと。
これが、
私の「心理学」との付き合い方です。
ちなみに、専門的に勉強された人に聞くと、
「心理学」とは人を見抜くための学問ではないようです。
そうすると、
巷で「心理学」と呼ばれているものは一体何者なのか? を考えてしまいます。
私の「心理学」との付き合い方はまだまだ薄っぺらいようですね…