老舗企業の“循環力”

「御社は老舗企業ですね」

私がアサヒコミュニケーションズに入社して、

応募者の方からよく言われる言葉です。

 

・創業101年

・平均年齢45歳

・勤続40年以上多数 etc...

 

応募者の方が老舗企業という印象をもつのも当然のことですが、

働く側はあまり意識をしていないのが実情です。

 

 

そんななか、

先日、弊社のベテラン社員が退職をしました。

40年近くアサヒコミュニケーションズに勤め続けた大先輩です。

 

若輩者の自分にとっては、

私が生まれる前からこの会社に勤めていた大ベテラン。

 

退職する先輩の姿を見送りながら、

・本当はもっと働きたかったのではないか?

・長年勤めた会社を辞めるのは辛くないのだろうか?

・新人に職場を引き継いでいくことに抵抗はないのだろうか?

 

さまざまな思いが駆け巡るなか、

別の嘱託社員からこんな言葉を掛けられました。

 

「私たちは若い人に活躍の場を譲らなければいけない。

会社は循環しながら続いていくんだから」

 

・常識的に考えても当然のこと

・会社経営の視点からも当たり前のこと  なのに、なぜか涙が止まりませんでした。

 

 

仕事は慣れてくると、勘違いをしがちです。

・自分が仕事をするから、生活ができる。

・自分が仕事をするから、部署の仕事が成り立つ と。

 

でも、本当は違います。

先輩方がこの会社で実績を残してしてきてくれたから、

今の自分が仕事をするフィールドがあるんです。

 

だからこそ、

仕事の場を後輩に渡してくれた大先輩に恥じない仕事をする、

そんな思いを持って若手が活躍しなきゃいけないと考えさせられました。

 

 

この会社で人事職ができる幸せ。

自慢の先輩と仕事ができる幸せ。

 

これを日々実感している採用担当です。

2012年5月31日  研究テーマ:, ,
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