社会人としての自己紹介

 

「自己紹介」って、誰もが今までの人生の中で何回もしてきたことだと思います。

 

基本的には、

自分の名前、年齢、出身、住んでいる場所、趣味、最近ハマっていること。

仕事上の自己紹介であれば、

会社名、所属部署、役職や勤務年数など。

 

誰もが普通に当たり前として行っているこの”自己紹介”。

これが多くの場合、ほとんどの場合に間違った自己紹介であるとしたら?

こんなこと、考えたことありますでしょうか?

 

自己紹介とは、自分のことを説明すること。

ということは言い換えると、”自分自身”特有のことを説明しなければいけないということになります。

「他人と同じであること」を説明しても、それが必ずしも自分の説明にならないわけですから。

 

こう考えていくと、

名前は固有の情報ですが年齢や出身地、会社名などは特有の情報ではありません。

 

さらに考えていくと、

”その情報”は相手が聞きたい情報であるかどうか?

 

ここがかなり重要だと思います。

「話しがつまらない人」

「話しが長い人」

「何が言いたいのか分からない人」

こういう風に言われる人の多くは、”自分が言いたいこと”しか言っていない場合が多いです。

だからこそ、相手は興味を持たない。

だからこそ、話がつまらない。

つまらない時間は長く感じる、聞く気もなければ意味も分からない。

そんな負のスパイラルが巻き起こります。

 

これって社会人にとって、とても大事なことだと思うのです。

営業職や営業に関係する職業、サービス業や接客業でなければ関係ない。

そんなことではありません。

 

社会人である以上、毎日たくさんの人と接してします。

それが知り合いであろうと街ですれ違う見知らぬ他人であろうと。

そう考えていくと、僕たちは毎日毎時毎分毎秒、誰かに対して「自分自身を見せている」とも言えます。

 

どんな自分を見せるのか?

どんな自分を魅せるのか?

 

そんな必要はない。

そういう人もいるかと思います。

 

でも。

 

道をよく聞かれる人と、まったく聞かれない人。

人が集まる人と、集まらない人。

困っているときに助けてもらえる人と、そうでない人。

いつも話題の中心にいる人と、話題にすら出てこない人。

 

その差は何で決まりますか?

その差は何で決まるか考えたことがありますか?

 

社会人にとって、”自分の魅せ方”は社会人人生を

大きく左右するといっても過言ではない気がします。

 

学生のときだって、それは学校生活を大きく変える要素であったと

思います。

社会に出るとそれは、とても色濃く如実になってくると思うのです。

 

そうすると、社会人にとって”自分の魅せ方”とうのはある意味、死活問題。

 

「プレゼンテーション」というと日本の社会人にとっては、

”パワーポイントを使って人前で話すこと”だけを指すと思い込んでいる人が多いようですが、

それは違います。

 

「プレゼンテーション」とは、”魅せ方”すべてのことを指します。

個人、お店、会社、すべての魅せ方のこと。

個人の外見も、お店のショウウインドウも、会社のイメージもすべてがプレゼン。

 

個人についてもう少し詳しくいうと、

服装も髪型も話し方も声も、表情や立ち振る舞い、マナーや性格、持ちものでもなんでも

そのすべてがプレゼンです。

 

こんな感じで考えていく社会人としての自己紹介。

かなり難しいです。

でも、極められればこんなに強い武器はありません。

少しずつでも、研ぎ澄ませていこうと思います。

 

.

2011年11月22日  研究テーマ:
ページの上部へ