特化しないことに、特化する。

特化しないことに、特化する。

 

最近、いろいろなお客さまとよく話すトピックがあります。

僕たちの会社は、特に「○○業界に特化したサービス」を行っているわけではありません。

よくよく考えてみたら、「○○業界の仕事が多いかもしれない」ということも特にありません。

 

でも世の中には、

「○○業界に特化した!」をいううたい文句であったり、

「○○業界での実績ナンバー1!」を差別化要因としていたりする会社がたくさんあります。

 

それは、確かに”安心”を売るための実績(=信用)であり

今まではそれが競争力のひとつになっていましたし、

売る側としても効率的に展開できるというのも理由のひとつでした。

 

でも、それを望むお客さまもどんどん減っているなと感じる今日この頃です。

「○○業界に特化している」からこそ他のところと似たり寄ったりの提案をされたり、

「○○業界に特化している」からこそ詳しすぎる部分があり消費者心理とかけ離れていたり。

専門知識やノウハウ、実績はお客さまの方がはるかに詳しいので

「うちは分かっていますよ」というアプローチに加えて実績があるからこその

「こうした方がいいんです」という上から目線に疲弊しているようです。

 

そこで、 僕たちは「○○業界に特化したサービス」を行っていないからこそ、

どの業界でも消費者心理にもっとも近いポジションからの提案が行えます。

ヘタに知っているからこその固定観念や視点の偏りもありません。

 

もちろん、 マーケティングによる集客、PRなどの基軸となる部分を押さえた上での話ですが。

 

お客さまのニーズ(取り引きする会社に対してのニーズ)として増えているのが、

基本となる部分(例えば集客やPRに関することであったり)をしっかり押さえられて、

なおかつその業界に慣れ過ぎていない会社にお願いしたい、ということ。

 

という理由がもたらすマッチング。

すべてがこうなるわけではありませんが、これもひとつの事実です。

 

「特化しないことに、特化する。」

これもひとつのやり方だと感じます。

2014年9月2日  研究テーマ:,
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