ポジティブに伝え続ける言葉選び。

言葉は言い方ひとつで「ポジティブ」にも、

「ネガティブ」にもなることはご存じだと思います。

 

これは少し大げさな例かもしれませんが、

病気になって手術を受けるとなったときに医師から

 

「99%の確率で成功します。」と言われるのと、

「1%の確率で死亡します。」と言われるのでは、

 

確率は同じなのに、受け取る側の気持ちとしては

とても大きな違いがありますよね。

 

人にはネガティブな言葉よりも、

ポジティブな言葉の方が受け取りやすいと考えます。

 

 

これは一側面でのお話ですが、

とても優れた商品を営業マンがお客さまに紹介に行くとします。

 

この商品をお客さまが気に入ってくれるか否かは営業トークによって変わると考えます。

お客さまが、「いいね!」と言いやすい自信満々のポジティブ営業トークをすれば、

商品が優れていると感じてもらえる要素が増えるはずです。

 

ですが、自信なさげなネガティブ営業トークをしてしまえば、

お客さまに商品の良さが伝わらず、お互いの機会損失につながりかねません。

 

つまり、ポジティブなトークは、お互いをポジティブにして、

いい関係を築くための大切なコミュニケーションだと考えます。

 

 

社内に向けたツールについても同じことが言えると考えます。

「禁止事項マニュアル」は多くの会社にあると思います。

組織にはルールが必要です。

 

ですが、「あれもダメ」「これもダメ」と縛るだけのルールだと

社内のみなさんのモチベーションも上がりませんし、

それぞれの社員が持っている力も発揮できない可能性があります。

 

会社はルールとして規制・禁止したいことはありますが、

みんなでひとつの目標に向かって行くと言うルールをつくったら、

わざわざ「規制・禁止」しなくてもよくなるのではないでしょうか。

 

アサコミでは、クルー全員が必ず携帯しているものがあります。

それは、会社のルールブック「asahi style」です。

 

 

「禁止事項マニュアル」としてのネガティブなルールブックではなく、

「目標達成マニュアル」としてのポジティブなルールブック

 

 

毎日これを読んでクルーの意識統一をはかっています。

中には内容をすべて暗記しているクルーもいます。

もうルールブックがぼろぼろのクルーもいます。

 

ポジティブな言葉は人の心を動かします。

言葉選びもコミュニケーションです。

言葉ひとつで伝わり方も変わります。

 

相手にうまく伝わらないときは言葉を変えてみはいかがでしょうか。

きっと、もっと伝わる方法が見つかるはずです。

2013年6月11日  研究テーマ:,
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